ゲームは悪なのか?正義なのか?
「またゲームをやって時間を無駄にしてしまった...」「でもゲームは楽しいし、もっとやりたい」
「いつもお母さんに怒られるけど、ゲームってやっちゃいけないの?」
「ゲーム」甘美な響きです。ゲームと一口に言っても、テレビゲーム・スマホゲーム・カードゲーム・ボードゲームなど様々な種類があります。当記事はこれらすべてを含みます。
「ゲーム」は「悪なのか?」「正義なのか?」
結論、「用法と用量を守れば正義」です。薬と同じですね。
今回の記事はその理由についてお話します。ゲームの問題点
ゲームをすると"バカ"になる?
ある意味、YES。「何も考えずに」「ゲームを長時間」すれば"バカ"になります。
ここでいう"バカ"とは「思考力が低下し、物事を正しく判断できない」状態です。日常生活にも支障が出ています。ここでの問題点は「何も考えていないこと」「長時間ゲームに支配されていること」です。実際、ゲームをしていても優秀な人を見てきましたので、これらが解決できれば問題ありません。
問題点1:何も考えていないこと
ゲームには必ず「攻略法」があります。頭を使いましょう。
「どうすれば良いのかわからない」という方は、そのゲームが上手い人の真似をして考え方を盗みましょう。今やネットの記事や動画で攻略法は誰でも見ることができます。ゲームを極めて何になるのか。という発想は「なぜ後悔するのか」につながります。後述しますので、気になる方は下スクロールしてください。
問題点2:長時間ゲームに支配されていること
日常生活に支障が出ているパターンです。
- やらないといけない課題が終わっていない
- お風呂に入らなきゃ
- 早く寝ないといけないのに
- 自動車税の振り込みがまだ終わっていない(大人ver.)
- お皿洗いしないと
先に「やるべきこと」があるにもかかわらず、ゲームがやめられない。結局先延ばしにしてしまい、未来の自分を苦しめてしまいます。現実逃避に近いですね。
楽しくて、ついゲームを継続してしまいがちですが、ゲームは始めるときに「終わりの時刻」を決めてしまいましょう。「夕飯の時間になったら終わる」「22時のアラームで終わる」きりが悪くてもやめてしまうことです。やめるときは後味が悪いですが、0か100かでゲームを禁止しているわけではありません。「この時間はゲームができる!」と思うだけで、生活にメリハリができ、よりゲームを楽しめるようになります。「今全力でやらないと損!」という状態をあえて作るということです。オンラインゲームでゴールデンタイムがあるなら、その時間はゲームの優先順位を高くして、初めに予定に組み込んでしまいましょう。日常に楽しみが増えますよ。ゲームをしても何も残らない
「将来、プロゲーマーになるわけではない」
ゲームをした後、自分に何が残るのかを考えたとき、ゲームをした経験や知識が何かに活きるのか。ゲームで本気で食べていく場合はプロゲーマーを目指しますが、そうではない場合、ゲームをした時間が「無駄だった」と後悔しかねません。ここでの問題は「何も残らない」ことではなく、「ゲーム以外の時間を有意義に過ごせていない」ことです。一日を振り返った時に、「今日は何もできなかった」と思わなくていいように、一日のうちひとつでも「できた!」と思える予定を入れましょう。
ゲーム「だけ」で一日が終わることが問題なのであって、ゲーム自体が問題というわけではありません。ゲームのメリット
気分転換になる
日々生きていれば様々な感情が湧きます。楽しみ、喜び、怒り、悲しみ、妬み、etc。
ゲームにはスカッとさせてくれるものから、和ませてくれるもの、単に暇つぶしとなるものまであります。イライラしているときには格ゲーを、落ち着きたいときにはどう森を、暇すぎるときはツムツムを。溜まった感情を発散し、気分転換することができます。モノにもヒトにも当たらず、何にも害をあたえることなく気分転換できる、ゲームは最高のツールだと思いませんか?日々楽しみがなく生きている真面目過ぎる人は鬱になります。学校終わり、仕事終わり、気分転換にゲームをしましょう。
友達の輪が広がる
周りに同じゲームを持った仲間がいると話のタネになります。そこから交友が広まることも。もし趣味がなくて悩んでいたら、ゲームも立派な趣味ですので、会話のネタにしてみてはいかがでしょうか?
オンラインゲームの場合はネット上でコミュニティーが広まることもあります。X(旧Twitter)と連携して仲間を増やしていきましょう。なぜ後悔するのか
「自分の人生で価値がある」と思うことをやっていないから
物事には優先順位があります。
あなたは「今年1年が最高に充実した年だった」とします。「"1年後のあなた"が今年やって良かったと思ったこと」を以下のそれぞれに対して3つずつ挙げてみてください。- 勉強・仕事
- 人間関係
- 自分自身
今あなたが挙げたことが、あなたにとって重要な優先順位が高い事柄です。それら最優先に取り組めば、「自分の人生で価値がある」と思うことが実践できているため、たとえゲームをしていたとしても後悔はありません。
人間は忘れやすい生き物ですので、まずはそれらを紙に書いて部屋に貼る、スマホの壁紙にするなど常に目がつく状態にしましょう。そして、それらを予定を入れていきましょう。
自宅ではできない場合は、公共の図書館や有料の自習室を借りるのも手です。ご自身が行動しやすい環境づくりに徹しましょう。最後に
「ゲーム」は嗜好品であって、人生を豊かにするもののひとつである、と筆者は考えています。
そのための条件が「用法と用量を守ること。」実際に意思をコントロールすることは難しいため、環境を変えていきましょう。読者の皆様の人生がより豊かになることを祈っています。