IT
2025.04.10
【注意喚起】Excelの挿入タブを押すと落ちる!?KB5002700が原因か?簡単な対処方法まとめ

不具合の内容
KB5002700 が適用された環境で、以下のような現象が確認されています。
- Excel / Word で「挿入」タブをクリックするとクラッシュ(強制終了)
- Outlook で「カレンダー」をクリックするとクラッシュ
- オンライン環境でのみ発生(オフライン状態では発生しない)
業務への影響が大きいため、該当する方は早急な対応をおすすめします。
原因と考えられる更新プログラム
- 問題の更新プログラム:KB5002700
- 対象:Microsoft Office 2016
この更新が適用されることで、Officeアプリがオンライン接続時に異常終了するケースが発生しています。
一時的な回避策
ネットワークを切断して起動(オフライン状態にする)
一時的に以下のような対応でクラッシュを回避できます
- ネットワーク(LAN・Wi-Fi)を切断
- Officeアプリを起動
- 問題のある機能(挿入、カレンダー)を使う。
修正プログラムが公開されました。[NEW] [2025/4/11]
Microsoftが不具合の修正プログラムを公開しました。
手動で「KB5002623」をインストール
Microsoftが不具合の修正のためにKB5002623を緊急で公開しました。
注意点としてはこのプログラムは自動ではインストールできないためダウンロードページからダウンロード・インストールする必要があります。KB5002623ダウンロードページ
以下のURLからダウンロード可能です。
「KB5002623」ダウンロードページダウンロードボタンを押すと二つのチェックボックスがありますのでお使いのPCのプラットフォーム(32ビットまたは64ビット)に合わせてダウンロードしてください。どちらかわからなければどちらもダウンロードしてインストールしてください。インストールが始まると検証を行いますので、適合しなければ以下のようなメッセージが出るだけです。
※この修正プログラムをインストールし正常な動作が確認できれば以下のアンインストールなどは行う必要がありません。
アンインストール方法(wusaコマンド)
以下の手順で KB5002700 をアンインストールできます。
- スタートメニューを開き、「コマンドプロンプト」を 管理者として実行
- 以下のコマンドを入力してEnter
wusa /uninstall /kb:5002700
- アンインストールが完了したら、PCを再起動してください
アンインストール後にやっておくこと
更新が再インストールされないよう、一時的に自動更新を停止するのがおすすめです。
自動更新を無効にする手順
任意の Office アプリを開く(例:Excel)
「ファイル」→「アカウント」
「Office 更新プログラム」→「更新を無効にする」まとめ
不具合対象 : Office 2016(Word / Excel / Outlook)原因の更新 : KB5002700対処方法 1: KB5002623をインストール対処方法 2: wusa /uninstall /kb:5002700 でアンインストール追加対策 : Office の自動更新を一時停止
万が一、上記でうまくいかない場合や「インストールされていません」と表示された場合は、別の対処が必要になる場合もあります。その際は専門部署または IT 管理者にご相談ください。