aws
2024.07.26
2024.07.28
AWSの使用中のパブリックIPアドレスを検索する方法
2024年2月からawsではIPv4を使用するだけで一つ当たり約500円の料金がかかるようになりました。使用中のパブリックIPアドレスを検索する方法を紹介します。IPv4が有料化
awsではIPv4(例 35.223.45.6)を使用する際には2024年2月から有料化すると発表し、
今日に至っています。実際EC2を動かしてWebサーバーを立てる時には少なくとも一つのIPアドレスを使用することになるため今まで無料枠で動かしていた人も最低500円は月にかかるようになりました。意外な落とし穴
EC2などサーバーを立てるとなればIPアドレスの数を把握するのはそこまで難しくないですが、
VPN接続やELB(ロードバランサ)を使用する際に消費するIPアドレスは気づかないことがほとんどです。実際私も見落としがありました確認方法
Amazon VPC IP Address Manager
まずはAmazon VPC IP Address Managerを開きます。
IPAMの作成
次にIPAMを作成します。
設定ですが無料利用枠を利用すれば大丈夫ですので、下記のようにチェックを入れて作成しましょう。リージョンの範囲は東京だけでも良いですが、私は間違って違うリージョンを選択していないか不安だったのですべてのリージョンを追加しました。反映待ち
IPAMを作成後は「パブリックIPに関するインサイト」ボタンを押してください。
作成直後は以下のように反映待ちの状態になっていますので、約20分ほど待ちましょう。確認
しばらくすると以下のように円グラフが表示されます。
これで使用しているIPアドレスの個数が分かります。上記の例だと18個のIPアドレスを使用しているので少なくともIPアドレス使用料に9,000円(500円×18)かかっていることになります。ひょえー...詳細の確認
では使用している数はわかりましたが、どのサービスに使用しているかが気になりますよね。
そこで円グラフのそれぞれの要素をクリックしてくださいそして「フィルター」を選択すると自動スクロールされ以下のように自分の使用するサービスの詳細を確認することができます。このように検索することで思いがけないところでの課金を避けたいですね。まとめ
昨今の流れでIPv4が枯渇しているためIPアドレスがどんどん高価になっている現状があります。
この先も値上がりする可能性は否めないと個人的には踏んでいます。サーバーをIPv6にするなど根本的な解決を模索することが必要なのかもしれませんね。