NANIGE BLOG
2024.09.14
2024.09.14

2024年版 EC2を無料で使用する方法

awsでは代表的なサービスのEC2。無料で使用する方法をご紹介します。

awsのサービスの開始方法については割愛します。

EC2を使用する場合の課金ポイント

課金の仕組みがわかりにくい

まずawsは従量課金制を導入されていることもありどこで金額が発生しているのかわかりにくい点があります。

EC2の場合はどこで課金されているのかを以下にまとめました。

  1. EC2のサーバー稼働時間に対する費用
  2. 容量(EBS)にかかる費用
  3. IPアドレスにかかる費用

以前まではEC2に関しては1,2だけを気を付けていればよかったのですが2024年2月からは使用しているIPv4に対して一つあたり月々約500円かかるようになりました。

ですので、2024年以前の記事を参考にサービスを使用すると思いがけないところで請求されることに気を付けましょう。

無料枠を使用する

  1. EC2のサーバー稼働時間に対する費用
  2. 容量(EBS)にかかる費用

については無料枠があります。

具体的に

具体的にはEC2はt2.microというサイズのインスタンスを月750時間までは無料で使用できます。

EBSに関しては30GBまでを無料で使用できます。

注意点

ただし、awsアカウントを作成してから一年間しかこれらは適用されないことに注意しましょう。

IPv6を使用する

IPv4は世界的に資源が枯渇していることもありaws内でも課金されるようになりました。

ですのでIPv4をあえて使わずにIPv6を使うことでこれらを回避できます。

サービスの始め方

EC2のサービスを始める際に「高度な詳細」の「DNSホスト名」から

リソースベースの IPv6 (AAAA レコード) DNS リクエストを有効化」にチェックをしましょう。

そして「リソースベースの IPv4 (A レコード) DNS リクエストを有効化」のチェックを外しましょう

これでデフォルトのIPv4からIPv6でサービスを開始することができます。

もしIPv4を使用してサービスを開始してしまったら途中で変更できないので、

もう一度そのリソースを破棄して最初から作り直しましょう。

注意点

上記の方法を試せば無料でサービスを利用できますが、落とし穴もあります。

IPv6に対応していないデバイスでは接続ができない

これは当たり前の話ですが、意外に落とし穴となります。

例えば不特定多数に届けるWebサイトを構築した場合、IPv4にしか対応していないデバイスを持つ人には閲覧できないということが起こってしまいます。

特定の人または自分だけで使うサービスであれば問題ではありませんが、

そういった注意も必要になります。

まとめ

awsは課金されるポイントが少し難しい点があるため敬遠されがちですが、

要点を抑えていけば必要経費内で使用することが可能です。

まずは無料枠を使用してawsの第一歩を踏み出すことが大切だと思います。

ABOUT ME
たけし
元教育業界で講師を務め

未経験で転職を成功。

現在はWEBを中心に

SEとして活躍中

djangoやlaravelを主に扱う

保有資格:

・ AWS SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)

・統計検定2級

・日商簿記2級