勉強・スキルアップ
2023.10.09
2023.10.11
AWS SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)に合格するには?
今回はAWS認定資格のソリューションアーキテクトに合格するために必要なことと勉強法をお伝えしますSAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)とは
前提としてAWS認定資格には以下のようなレベルがあります。
- クラウドプラクティショナー
- アソシエイト
- プロフェッショナル
クラウドプラクティショナーはAWS認定資格の登竜門で基礎レベルの認定資格です。
アソシエイトとプロフェッショナルからはそれぞれ、Architect、Developer、DebOpsという3種類の資格に分かれていきます。今回はこのArchitectつまりAWSサービスを使用した設計に関しての認定資格に関してのお話になります。私もつい最近この資格を取りましたので、その体験談を踏まえてお伝えしていきます。勉強時間
この資格を取る人の目安は公式では
AWSを利用してクラウドを構築した実務経験1年以上のレベル
と明記されています。私の主観ですがAWSのEC2やS3、Route53など基本的なAWSサービスを使用したことのある人であれば一日2時間ほどの勉強で1か月~2か月ほどで合格すると思います。AWSサービスを一度も触ったことがない、完全な初心者だという方は少なくとも3か月は見越しておいた方が良いでしょう。もちろん、これは人それぞれですので勉強が得意だ、暗記が得意だという方はこれよりも早い期間で取得できるでしょう。教材
合格するための必須の教材2つをご紹介します。
一つ目はこちらこの参考書は解説と問題がセットでついており、模擬問題が1回分ついたものになります。二つ目はこちら
udemyのオンライン教材です。こちらは全6回分の模擬試験があり、本番さながらの実践を積むことができます。基本的にはこの二つを使えば合格することができると私は思います。
勉強法
参考書を3周する
まずは一つ目の参考書の内容を爆速で回していきましょう。
はじめはパラパラと読んでいき内容の全体を把握していくのがいいと思います。早い人だと3日ほどで1周できると思います。前半部分はサービスの全体像、後半部分は具体的な内容が盛り込まれています。最初はサービスの名前が多すぎて心が折れそうになりますが、一回で覚えようとせず何回も繰り返し見て覚えていきましょう。書くセクションごとに問題も用意されているのでインプットが多すぎてしんどくなってきたら問題を解くのもいいでしょう。実践問題をひたすら解く
参考書を3周ほど回したら実践問題に入っていきましょう。今回紹介した実践問題と本番の試験の難易度、そして公式問題サンプルのレベルをまとめました。
この表にあるように本番問題のレベルは参考書の模擬問題とudemyの問題の間くらいです。
模擬問題
まずは参考書の模擬問題を解いてみましょう。
一回目は合格点には及ばないと思いますが、復習をしっかりしたうえで2回目、3回目と同じ問題を解いていきましょう。最終的に9割くらいとれるようになると良いと思います。udemy
udemyの問題ですが本番の問題に比べるとだいぶ難しいです。
ですが、知らないAWSのサービス名が出てきたとしても設問から選択肢を絞って答えに近づけるという練習にはとても良い教材となっています。私も解きましたが一回目は4割から6割ほどの正答率でかなり落ち込みました。ですが、めげずに何度も繰り返し解くことで自信にもなっていきました。本番レベルはこれよりは簡単だという感覚を持って勉強するとメンタルにもよいかと思います。できれば・・・
できれば実際にAWSサービスを動かしながら勉強するのが良いと思います。
大規模なサービスを触ることはできませんが小規模なサービスを自分で構築しながら学習を進めるとより理解も深く進むと思います。私はこれが一番の勉強法だと思いますが時間と心に余裕のある人だけで良いと思います。コンテナサービスを重点的に
最近は試験に限らずですが、コンテナサービスを重視する傾向にあります。実際に個人で動かすにはハードルが高い部類にはなりますがここの分野の理解をおろそかにしていると点数を大幅に落としてしまいます。
実際、私もこの分野の勉強をおろそかにしていたがために本番の試験も合格点ギリギリになりました。もう一度勉強しなおすなら、私は絶対にコンテナサービスを重点的にやると思います。それくらい重要です。最後の詰め込みはここをお勧めします。まとめ
月並みですが、最後は実践問題をひたすら解くことが合格のカギです。2回目を解いたときに気づくと思いますが、一回の復習だけでは絶対に覚えられません。
試験を受けるころにはAWSサービスの全体像も見え始め、実際の業務でも設計の最適解が見えてくると思います。資格を取ることだけが利点ではなく、その過程で業務につながるため非常に価値のある資格だと私は思います。ぜひとも皆さんの合格を願っています。